残暑もようやく落ち着く頃。しかし涼しく過ごしやすい時期は短いです。日ごとに冷え込みが厳しくなり、庭木ももう成長しなくなります。
しかし目にも鮮やかな錦秋の時期。庭木のみならず山の木々も、最後の力をふりしぼるように葉を燃え上がらせていきます。
紅葉が美しく色づくのは、来年の葉の準備を始めるから。新しい命のために古い葉は落ち葉となり朽ちていきますが、その最後を自ら、アントシアニンという成分で美しく彩って終わっていきます。
紅葉だけでなく、庭木もムラサキシキブなど、木の実が宝石のような実をつけますし、サザンカが咲き始めます。俳句の季語の「山よそおう」という言葉通り、庭の木々が色とりどりになり、ほんとうに美しい季節ですね。
常緑広葉樹は葉が厚いため日が通りにくくなります。これからは庭木に日差しを取り込むことが大事なので、剪定が必要になります。
上の方は強く、下の方は弱く、主枝の主軸、次に側枝の主軸の順で、枯れ枝や立ち枝など切り詰めます。マツ類は2年以上たった古い葉を取りのぞき、フジ、ノウゼンカツラなどのも長く伸びたものを切っておきます。
ツバキやシャクナゲは花芽が大きくなります。ツバキは枝先に1、2個、シャクナゲは蕾のない枝が半分くらいになるよう摘蕾します。毎年花を楽しむための剪定ですね。
ボタンやマンサク、ロウバイなどには油かすなどの遅効性肥料を、サザンカ、ツバキなどこれから花を楽しめる常緑樹の庭木には緩効性肥料を与えておきます。
春夏に比べてこれから花は少なくなりますが、それでも美しい花が楽しめるように、しっかり手入れしてやりましょう。
気温が下がったら下がったで、やはり病害虫が気になります。これからはうどんこ病が発生しやすくなりますので、落ちた葉は焼いてしまいます。
まったく、熱ければ暑い、寒ければ寒いで虫の被害には悩まされますね。これからは活発に動く虫はみかけにくいですが、さなぎになって庭木に入り込んだりして春を待っています。庭木の樹皮が浮き上がって見えるところをしっかり確認してチェックしてみましょう。
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